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2022.10.02

トイレの排水芯?タンクレストイレ?「トイレのいろは」

こんにちは!森住建 リフォームLABOの山口です。
少しずつ秋の風を感じる季節になりましたね。
今回は、最近お問い合わせの多い、『トイレ』についてご紹介いたします。

これから冬にかけて寒くなっていきます。
「トイレの便座が冷たくて…」「トイレの入替を考えてるけどいろいろあって選べない…」
そんなお悩みを抱えている方に、トイレの「いろは」をお伝えします!

 

①トイレの設置タイプ
そもそもトイレはどのように設置されているのでしょうか?
トイレの排水方式は、「床排水」と「壁排水」に大別されます。
「床排水」は一般的な排水方式のトイレです。
床に接続された排水管を通って水が流れるため、排水管は便器の下にあります。

画像:TOTOカタログより

「壁排水」はマンションや公団などで使われている排水方式です。
壁に接続された排水管を通って水が流れるため、排水管は便器の後ろから壁に向かって接続されています。

画像:TOTOカタログより

トイレを設置するときに気にするべきポイントは…
ずばり!
排水芯排水高です!!

排水芯・・・壁から排水管の中心までの距離
排水高・・・壁に沿って床から配管中央までの高さ

 

床排水の場合、排水芯「200㎜固定タイプ」「リモデルタイプ(リトイレ)」に大別されます。
1995年(平成7年)以降に新築・リフォームされたトイレは、200mm固定タイプが多く採用されています。
しかし、それ以前に設置されたトイレの排水芯は様々です。
排水芯が200㎜固定タイプ以外の場合は、リフォーム用トイレ(リモデルタイプ)を選択していただくことで、床工事無しで取り替え可能です。

壁排水の場合、排水高「120㎜タイプ」「155㎜タイプ」に大別されます。
現在、新築のトイレは120mmタイプに統一されています。
120㎜タイプ以外の場合は、排水の高さ155mmに対応しているリフォーム用トイレからお選びください。

トイレの設置については、業者さんが調査する内容だと思うので、皆さんはご自宅のトイレの排水芯などはわからなくても問題ありません。
ですが、知っておくとリフォームの想像がしやすくなるはずですよ(^^)/

 

②トイレの形状
トイレの形状は主に、

組み合わせ便器
シャワートイレ一体型便器
シャワートイレ一体型便器タンクレストイレ)」

があります。
組み合わせ便器は、「便器」と「便座」を自由に組み合わせることが出来るトイレです。
この組み合わせタイプをご使用の方が多いのではないでしょうか?
価格は一体型やタンクレスの物より低価格で、故障した場合も、便座のみの交換が可能です。

画像:LIXILカタログより アメージュ便器

シャワートイレ一体型便器は、便器と便座、貯水タンク、ウォシュレットが一体となったトイレです。
全体の凹凸が少なく、掃除がしやすくなっています。
組み合わせ便器に比べ、 全体的にコンパクトになっているので見た目がスタイリッシュなのも特徴的です。
価格は一体型より高価格タンクレスよりは低価格
故障した場合、故障部分だけを交換することはできないのでトイレ自体の交換が必要です。
タンクがコンパクトになっているだけで、無いということではありませんので、タンクレストイレとは区別されます。

画像:LIXILカタログより アメージュシャワートイレ

タンクレストイレは、便器後ろ側に水を貯めておくタンクが無いトイレです。
今まではタンクに貯めておいた水を重力で流す必要がありましたが、水道の圧力を利用して直接流す(水道直圧式)ことで、タンクが無くても流すことができます。
そのため、水を貯める必要が無く短い待機時間で連続使用できます。
※タンクレストイレの設置には一定の水圧が必要になるため、水圧の低い一戸建ての2階には設置に適さない場合もあります。
また、井戸水をご使用のお家では設置できない(メーカー保証対象外)になる場合が多いので注意が必要です。

画像:LIXILカタログより サティスGタイプ

 

③トイレを選ぶ時のポイント
お客様が一番悩まれるのは、「どのメーカーのどのトイレが良いのか」です。
トイレの設置については私たちや業者さんが調査をして解決できますが、どんな機能が欲しいのか、どのメーカーが良いのかはお客様にお選びいただきます。
では、何を基準に決めたら良いのか…?
メーカーによって異なりますが、ウォシュレット機能はそのトイレのグレードによって共通機能に追加されます。
例えば、LIXILのタンクレストイレ「サティスGタイプ」の場合、グレードがG8、G6、G5の3段階あり、グレードによって備わっている機能が変わります。
機能を追加していくというよりも、欲しい機能が備わったグレードを選ぶ、ということになります。
また、グレードが高くなるとその分高価格になります。
ですので、どの機能が欲しいのかを明確にすることがトイレ選びをスムーズにするポイントになります。

画像:LIXILカタログ

また、トイレ入替のリフォームは床(クッションフロア,フロア)や壁・天井のクロス貼替のリフォームのベストタイミングです。
新しいトイレに合わせて内装もきれいにすることで、より快適な空間になりますよ!

 

いかがでしたか?
リフォームをした後の生活をイメージして、
「どんなご不満が解消されたら嬉しいのか」
「このまま使い続けるとどんな不都合が起きるのか」
少し先を想像すると「何のためにリフォームをしたいのか」がはっきりすると思います。
私たちも、お客様の快適な暮らしの実現を目指してお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください!

 

 

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